Help:ある人物と別の人物の混同
ウィキデータでは時折二人以上の人物を混同している項目を見かけることがあるかもしれません。たとえば近しい分野で活動する名前が似た人物どうしについて、そういったことが起き得ます。それはウィキデータ内部での問題であったり、ウィキペディアなどの情報源で発生している混乱がそのまま現れているのであったりします。どう対処すべきでしょうか。
同定
ある項目が二人以上の人物を混同しているというのは、それぞれの人物に由来する要素が一つ以上含まれている場合です。たとえば、ある人物の誕生日・死亡日と別の人物の業績が一つの項目に含まれている場合がそうです。
これはある項目に別の人物についての情報が含まれているにすぎない場合とは異なります。
とるべき行動を判断する
差し戻し
第二の人物についての情報が最近(同じ週に統合されるなどして)追加されたのであれば、通常は差し戻してその情報を除去するのが望ましいです。
分割
それ以外の場合は、項目を分割するほうがよいです。詳しくは下記をお読みください。
分割: P31の修正
混同の場合、項目をこの内容で修正します。
- instance of (P31)=conflation (Q14946528)を追加
- instance of (P31)=human (Q5)を「非推奨ランク」に設定
分割: 新規項目を作成
はじめに、それぞれの人物に新しい項目を作成し、文を元の項目から正しい人物に移動します。 Special:Preferences#mw-prefsection-gadgetsで「moveClaims」ガジェットを有効化すると、修飾子や情報源を含む文の移動がしやすくなります。 また、新しい項目にサイトリンクを移動する場合は、「Move」ガジェットをSpecial:Preferences#mw-prefsection-gadgetsで有効化すると簡単に移動できます。
- 識別子が両方の人物の要素で定義されている場合は、元の項目に残しておきます。二人の人物を混同するような識別子を一人の人物に帰属させないでください。
- ある出典が一方の人物の事実に言及していて、しかしそれをもう一方の人物に帰属させる場合は、 非推奨ランクでもう一方の人物にも追加してください。
分割: 内部リンクの修正
他の項目からのリンクを確認し、正しい人物の新しい項目に更新します。
分割: 結果
削除
文をすべて新しい項目に移動した場合は、元の項目を削除できます。 Wikidata:Deletion requestsで「[[Help:Conflation of two people|conflation]], split into [[Q1]] and [[Q2]]」という説明をつけて削除依頼してください。 新しい項目のIDは、古い項目の削除依頼で示す必要があります。
元の項目をいずれかの新しい項目にリダイレクトしたくなるかもしれませんが、しかしこれは、元の項目を利用していたユーザーが間違った人を参照してしまう可能性があります。
存続
識別子がまだ残る場合は、元の項目を存続すべきです。これにより次のことが予防できます。
- 間違った項目に識別子が再追加されること
- その識別子を利用する人が間違った項目に文を追加すること
「説明」は、混同を示すために削除または更新する必要があります。