Help:プロパティ制約/許容修飾子

allowed qualifiers constraint (Q21510851)はプロパティと共に使用してもよい修飾子の集合を規定するものです。 「要求される」修飾子を規定するには、必須修飾子制約を使います。

例えば、musical conductor (P3300)に対して有効な修飾子は、start time (P580)とend time (P582)そしてobject named as (P1932)のみです。

この制約は文の主値のみをチェックすることができ、もし他のconstraint scope (P4680)が規定されていれば、エラーが報告されます。

プロパティにこのような制約が定義されている場合、そのプロパティの新たな文を追加するときのサジェストとしてもその値が使用されます。例えば、新たなmusical conductor (P3300)の文を追加する人は、修飾子を追加するときにサジェストとして、許容される修飾子であるstart time (P580)とend time (P582)そしてobject named as (P1932)を見ることになります。（それでも検索するかプロパティIDを貼り付けることによって、他のプロパティを追加することはできます。）

可能なアクション

この制約の違反に対処する方法はいくつかあります。

• その修飾子はその文に対する正しいものではなく、代わりに類似の異なるプロパティを使うべきかもしれません。該当するプロパティに対して許容される修飾子の一覧をチェックしてください。
• その文にはその修飾子を使用するべきではなく、その修飾子を削除するべきかもしれません。
• この文には稀ではありますが、制約に対する正当な例外である可能性があります。その場合には何もするべきではありません。

パラメータ

この制約には、1つの必須パラメータがあります。

property (P2306)

許容される修飾子を含めます。一つ以上のプロパティを含めるか、あるいはこのプロパティが修飾子を何も持つべきではないことを規定するためにno value Helpのみを含めなければなりません。(unknown value Help は許可されていません。)

例

例1

例えば、students count (P2196)に対する有効な修飾子はpoint in timeです。

property constraint	allowed qualifiers constraint edit property point in time 0 references add reference
		add value

例2 - 修飾子を何も許容しない

修飾子を何も許容しないという設定。no valueはこのプロパティについての文が修飾子を何も持つべきではないと規定します。「no value」を文に加えるには、値入力欄のそばにあるこのようなアイコンをクリックします。

property constraint	allowed qualifiers constraint edit property no value 0 references add reference
		add value

普遍的に許容される修飾子

特定の修飾子（特にreason for deprecated rank (P2241)とreason for preferred rank (P7452)そしてmapping relation type (P4390)）は、ほとんどすべての文において許容される修飾子であることが期待されます。 WikibaseQualityConstraintsは、これらの特別なプロパティについて何も知りません。従って、ほとんどすべてのallowed qualifiers constraint (Q21510851)に、これらのプロパティが含まれることが期待されます。（議論はT242797を参照。）

テンプレート

プロパティに制約が設定されると、以下のテンプレートが自動でプロパティの議論ページに表示されます。このテンプレートは Template:Property documentation から呼び出された Template:Constraint を用いて Module:Constraints が作成します。翻訳は一部の制約メッセージについてはModule:i18n/constraintsで定義されています。allowed qualifiers constraint (Q21510851)についてのメッセージなど、その他はTranslateWikiにあります。

Qualifiers “start time (P580), end time (P582), end cause (P1534), duration (P2047), replaces (P1365), replaced by (P1366), point in time (P585), together with (P1706), series ordinal (P1545), object has role (P3831), sport (P641), reason for deprecated rank (P2241), reason for preferred rank (P7452), nature of statement (P5102), latest start date (P8555), earliest date (P1319), earliest end date (P8554), latest date (P1326)”: this property should be used only with the listed qualifiers. (Help)

Exceptions are possible as rare values may exist. Exceptions can be specified using exception to constraint (P2303).
List of violations of this constraint: Database reports/Constraint violations/P286#allowed qualifiers, SPARQL

一覧

許容修飾子制約が設定されているプロパティの一覧。

• Category:Properties with qualifiers constraints
• SPARQL query - click the execute button at the linked page to see the query result.