Wikidata:MOOC
Wikidata MOOC プロジェクトの趣旨は大規模なオンラインのコースすなわちmassive open online course(« MOOC »)の作成によって誰でもウィキデータの編集ができるようにすることです。ウィキデータがデータのウェブにおける中心点になりつつあり、またウィキメディアのプロジェクト群で最も活発なひとつに数えられることから、フランス語で言うなら「En effet, si Wikidata est en train de devenir un point central du web de données, et l’un des projets Wikimedia les plus actifs」、つまり初学者には入門が難しいこともあり、ウィキペディアのフランス語版での先例にならうならWikimoocを応用したMOOCを用意し、適切な研修を行うという課題の重要性を感じます。
講座について
ウィキデータは多言語の共同作業で編集が進む知のデータベースであり、ホストはウィキペディアなどと同様にウィキメディア財団となります。ウィキメディア運動という広がりの中でも最も活動が盛んなほうで、活発な編集者の同数はおよそ14,000 名を数えたこと(2020年4月時点)[1](全体で見ると英語版ウィキペディアとウィキメディアコモンズに次ぐ第3位)、またデータのウェブでは急速に中心点になりつつあります。2020年6月時点でウィキメディアのプロジェクト群中、30件以上の外部ツールにデータを提供[2]、また学術論文280 本超で言及にされました[3]。
ところがこのウェブサイトの仕組みについてはほとんど知られていません。ウィキデータは基盤にウィキペディアの模範を置き、公開の場で共同作業により知の集積と構造化を実現します。サイトの改変はインターネット利用者に広く開放され、いくつかの原則と規則に従って投稿が行われます。
ここで言うMOOC(無料のオンライン講座で誰でも参加歓迎)とは、 参加者を世界最大の知のデータベースの舞台裏へ招待するものです。その働きや規則をおぼえたり、コミュニティと出会い、コンテンツの信頼性を保つ工夫などを見てもらいます。一群の講座ですはウィキデータの貢献者になる方法も紹介します。項目の調整や新規作成、他の投稿者とのやりとり、共同作業の進め方など……。ウィキムークを修了する頃には、初学者も自立してウィキデータに貢献できるようになるようにします。
講座の対象は?
世界最大で公開の知のデータベースについて、仕組みを知りたい、そして/あるいは可能な限り多くの人と知識を共有する手伝いがしたい人であれば、どなたでも講座を受けられます。学生ばかりか研究者、あらゆる活動分野の職業人、もしくは現役を引退した人もどうぞ。
ここで言うウィキデータの発見講座は、予備知識を求めません。具体的には特定の分野の専門知識があるかどうかは無関係であり、あるいは一般の事象について精通している必要もありません。あるいはコンピュータに詳しくなくても受講できます。
細目
- 講座の期間: 4週間から6週間
- 言語:基本はフランス語で、活動資金の手配によって文章とクイズ全問は英語で提供を検討中。
- 発表時期: 2021年の予定。
活動に参加するには
- すでにウィキデータの投稿をしている皆さんが冒険に参加をご希望の場合は、 ぜひお知らせください。
- もし貴団体で資金ないしは技術面でのご支援をご検討くださる場合は、やはりご連絡をお待ちしています。
ウィキメディア・フランス協会について
本協会は2004年10月23日創設のフランスの組織であり、ウィキメディアのプロジェクト群を介して無料の知識共有を目指して活動しています(ウィキペディア、ウィクショナリー、ウィキメディアコモンズ、ウィキデータを含む)。
その目的達成のため、本協会には使命が3つあります。
- コンテンツの充実(質的ならびに量的の両面)のため、エディタソンを主催し「図書作戦」(opérations libres )を奨励、電子化とアップロードを助けます。この目的に従い、多様な社会的な使命を求める組織と提携関係を結びます(博物館美術館、大学、地域の公共機関など……)。
- ウィキメディアのプロジェクト群に関心のあるコミュニティの活力に基づき、投稿者の個人もしくはグループとしてのプロジェクトを助けるため、人的ならびに資金的、物質的な資源を提供します。
- 対象とする監修の技能向上において、教育現場の関係者、一般の人々やボランティアを対象に、たとえば授業でウィキペディアを利用する方法やウィキペディアへの投稿の仕方など、さまざまなテーマに関する研修を行います。
本協会の活動はフランス全土各地で職員9名、会員380名が支えています。
注記及び出典