Wikidata:語彙データ/掲載基準
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ウィクショナリーのためのウィキデータはウィクショナリーの編集者・内容を補助し、構造的でbotが読める語彙素データを構築することが目的です。そのため、基本的にどこかのウィクショナリーで容認される項目は容認されます。
語彙素
語彙素は以下の条件をすべて満たす場合に掲載基準を満たします。
- 語彙素に少なくとも一つの掲載基準を満たす語形があること。
- その語彙素が慣用的に使われるものであること。
ただし、架空世界で作られた語句を排除しません。
慣用性
ある語彙素が慣用的かどうかはコミュニティが決定しますが、以下のような語彙素は第一に慣用的と認められます。
- 任意の言語で、1語で意味を持つ語彙素。
- 0以上100以下の整数。ただし、100を超える整数で、1語でないか単なる桁の合成の場合は慣用的とみなされません。
- 非常によく使われる慣用表現で、非母語話者に有用と考えられるもの。
読者に有用と思われるという理由による編集者の決定を基にしたコミュニティの合意によって、慣用句も掲載されることがあります。
固有名詞
以下の条件を1つでも満たす固有名詞は掲載されるべきです。
- 複数の意味を持つ(このラベルに対し複数のウィキデータのアイテムがある)
- 語源学的に重要である(例えば、この固有名詞を由来とする一般名詞や副詞がある)
- 複数の権威のある辞典またはそれに類するものに掲載されている
- 他の固有名詞の一部となっている(例えば姓名)
- 屈折する
この条件を一つも満たさなくとも既に作成された項目は存続の可能性がありますが、条件を満たさない項目を機械的に追加すべきではありません。詳しくはこちらの議論をご参照ください。
文字
文字は語彙素として認められます。そのため、性、発音など、言語によって異なる可能性のある情報を追加しても構いません。
音素
音素は語彙素として認められません。(see also この議論も参照)それらはアイテムとして作成すべきです。
語形
語形は以下の条件を1つでも満たす場合に掲載基準を満たします。
- 用例が示されているか、示すことができる語形。
- 上記の語句の屈折形または異なる文字・正書法による語形。ただし、そのような語形の存在が疑われる可能性がある場合は用例が必要です。
用例
「用例」とは以下のうち、少なくとも1つに該当するものを指します。
- 少なくとも1つの真面目な情報源で使われているか言及されているもの
- 異なる文脈で異なる人により少なくとも2回使われているもので、その使用期間が少なくとも半年以上あり、かつそのアーカイブがどこか(例えばarchive.org)で提供されているもの
出典はattested in (P5323)、辞書の項目はdescribed by source (P1343)、described at URL (P973)または外部識別子のプロパティで示すべきです。quotation (P1683)を用いて引用を加えても構いません。この議論もご参照ください。
これは使い捨ての単語や辞書にのみ登場する語句にも適用されます。
語義
語義は用例が示されているか、示すことができる場合に掲載基準を満たします。
言語
ウィキデータのアイテムとして掲載基準を満たす全ての言語の語彙素が含まれます。それは次のようなものです。
- 全ての自然言語
- 手話
- エスペラントやトキ・ポナなどの人工言語、クリンゴン語などの架空言語
- 印欧祖語などの再構された言語
ただし、提案された言語が他の言語の方言か別名と見なされる場合などには、コミュニティは合意によって言語を容認するか排除するか明示的に決定する場合があります。