Help:プロパティ制約/競合

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conflicts-with constraint (Q21502838)は、このプロパティを使用している項目が特定の他の文を持つべきではないと規定します。 これはitem-requires-statement constraint (Q21503247)の反対です。

例えば、author (P50)を持つ項目は、sex or gender (P21)の文あるいはinstance of (P31)human (Q5)を持つべきではありません。

constraint scope (P4680) が指定されていない場合、この制約は文の主値においてのみチェックされます。 これは現状でサポートされている唯一の範囲でもあります。

歴史的に、同じプロパティと特定の項目の集合を伴う「競合」制約は、それらの項目を禁じるために使われることがありました。これは使用不可制約に取って代わられて、より理解しやすくなり、文だけでなく修飾子や出典でも機能するようになりました。

可能な対処

この制約の違反に対処する方法はいくつかあります。

  • 競合している文が別の項目に属し、移動させるべきである可能性があります。
  • 制約を持つ文が別の項目に属し、移動させるべきである可能性があります。
  • 競合している文が別の異なるプロパティを使用するべきである可能性があります。
  • 競合している文は間違っており、除去すべきである可能性があります。
  • この項目には稀にではありますが、制約に対する正当な例外という可能性があります。その場合には何もするべきではありません。

パラメータ

この制約には、1つの必須パラメータと3つのオプションパラメータがあります。

property (P2306)
競合する文を含めます。厳密にひとつのプロパティのみを含めなければなりません (no value Help または unknown value Help は許可されません)。複数の競合する文を要求するには、この型の制約を複数使用します。
item of property constraint (P2305)
オプション; 競合する値を入れます。no value Helpunknown value Help も通常の値と同様に、文字通り解釈されます (no value Helpunknown value Help である文は、この特殊な値が許容される値にも含まれている場合には使用できません。)
このパラメータがない場合、制約は値に関係なく与えられたプロパティのいかなる文も許容しません。
replacement property (P6824)
オプション; item of property constraint (P2305)に列挙されたプロパティの代わりに使われるべき1つのプロパティを、もし代わりのプロパティが存在すべきでないならばno value Helpを含めます。.
もしitem of property constraint (P2305)で指定された複数のプロパティがreplacement property (P6824)に対して異なる値を持つべきであるならば、この制約を複数の文に分ける必要があります。
replacement value (P9729)
オプション; 代わりに使われるべき1つの値を、もし代わりの値が存在すべきでないならばno value Helpを含めます。
もしitem of property constraint (P2305)で指定された複数の値がreplacement value (P9729)に対して異なる値を持つべきであるならば、この制約を複数の文に分ける必要があります。


例1

author (P50)の設定例。この設定の意味は以下の通りです。

  • author (P50)の文を持つのは、一般的に書籍や科学論文などに関する項目です。したがって、ヒトのインスタンスではありません。
  • ウィキデータでは、Wikimedia disambiguation pageと「実際の」項目のページをラベルのみでは区別するのが難しい場合があります。この設定によって、このような混乱を防ぎます。
  • ソフトウェアの項目では、一般的にauthor (P50)の代わりにdeveloper (P178)が使われます。
property constraint
  conflicts-with constraint
property instance of
item of property constraint human
Wikimedia disambiguation page
software
0 references
add reference


add value

例2

MusicBrainz instrument ID (P1330)の設定例。このプロパティは楽器に関する識別子です。したがって、このプロパティの文を持つ項目は楽器(ピアノやギター)であって、アーティスト(マライア・キャリーやジョン・デンバー)ではありません。したがって、このような項目はMusicBrainz artist ID (P434)を持つべきではありません。

property constraint
  conflicts-with constraint
property MusicBrainz artist ID
0 references
add reference


add value

テンプレート

プロパティに制約が設定されると、以下のテンプレートが自動でプロパティの議論ページに表示されます。このテンプレートは Template:Property documentation から呼び出された Template:Constraint を用いて Module:Constraints が作成します。翻訳の定義はModule:i18n/constraints をご参照ください。

constraint “conflicts-with constraint (Q21502838)” declaration error: “Module:Constraints/search:24: attempt to index a nil value”.

一覧

競合制約が設定されているプロパティの一覧。