Help:プロパティ制約/範囲

range constraint (Q21510860)は、プロパティに対する値が特定の範囲や区間の中に収まるべきであると規定します。この制約は数量あるいは日付のプロパティに対して使用可能です。

例えば、flattening (P1102)は常に0と1の間（区間$[0,1]$の中）であり、UTC date of spacecraft launch (P619)は4 October 1957よりも前であってはなりません。

WikibaseQualityConstraintsは、この制約をチェックする前にすべての数量を正規化（単位変換を適用）します。 例えば、重さ500 gは$[0~\mathrm {kg} ,1~\mathrm {kg} ]$の範囲内にあると見なされるものの、500は$[0,1]$の範囲内にあるとは見なされません。なぜならば、範囲の端点が$[0~\mathrm {g} ,1000~\mathrm {g} ]$へ変換されるからです。 一方で、期間100日は$[0,5000]$（単位がないことに注意してください）の範囲外にあると見なされます。なぜならば、8640000秒と解釈されるからです。

constraint scope (P4680)が指定されていない場合、この制約は全ての場所 においてチェックされます。

可能なアクション

この制約の違反に対処する方法はいくつかあります。

• その文の値が（例えば桁区切りと小数点を混同したために）間違っていて、修正すべきである可能性があります。
• そもそも現在の項目がその文を持つべきではなく、その文を除去すべきである可能性があります。
• この項目には稀にではありますが、制約に対する正当な例外という可能性があります。その場合には何もするべきではありません。

パラメータ

「数量」型のプロパティについては、以下の2つのパラメータが必須です:

minimum value (P2313)

許容される範囲の下限値。no value Helpは下限値が存在しない（$(-\infty ,n]$）ことを規定するために使用することができます。unknown value Helpは許容されません。

maximum value (P2312)

許容される範囲の上限値。no value Helpは上限値が存在しない（$[n,+\infty )$）ことを規定するために使用することができます。unknown value Helpは許容されません。

「時刻」型のプロパティについては、以下の2つのパラメータが必須です:

minimum date (property constraint) (P2310)

許容される範囲の下限値。no value Helpは下限値が存在しない（$(-\infty ,n]$）ことを規定するために使用することができます。unknown value Helpは制約をチェックした時点での現在時刻を意味します。

maximum date (property constraint) (P2311)

許容される範囲の上限値。no value Helpは上限値が存在しない（$[n,+\infty )$）ことを規定するために使用することができます。unknown value Helpは制約をチェックした時点での現在時刻を意味します。

いずれの場合も、範囲には両方の境界値を含みます: 最小値と最大値はともに許容されます。

Examples

Example 1

Example setting for atomic number (P1086).

property constraint	range constraint edit minimum value 0 maximum value 155 0 references add reference
		add value

Example 2

Example setting for retrieved (P813). "15 January 2001" is the day when Wikipedia went online (Wikipedia Day). "unknown value" is added to statements by clicking on the icon beside the value field that looks like this . "unknown value" is interpreted as "now".

property constraint	range constraint edit minimum date (property constraint) 15 January 2001 maximum date (property constraint) unknown value 0 references add reference
		add value

Template

When the constraint is set to the property, the following template is automatically displayed in the property talk page. The template is created by Module:Constraints using Template:Constraint, invoked from Template:Property documentation. Translations are defined at Module:i18n/constraints.

Range from “+2001-01-15T00:00:00Z” to “now”: values should be in the range from “+2001-01-15T00:00:00Z” to “now”. (Help)

List of violations of this constraint: Database reports/Constraint violations/P813#Range, hourly updated report

Lists

Lists of properties which are set range constraint.

• Category:Properties with range constraints
• SPARQL query - click the execute button at the linked page to see the query result.