Wikidata:ボット
この文書はウィキデータの方針です。この内容は広く受け入れられている基準であり、通常、全利用者が従うべきであるとされています。この変更には合意が反映されるべきです。確実でないときはproject chat(日本語の場合は井戸端)で議論してください。 |
ボット(bot, robots)は人間による意思決定の必要性なしに編集を行うためのツールです。ボットができることのなかには、サイトリンク、ラベル、説明、文、情報源の追加、さらには項目の作成もあります。ボットは非常に速く編集できるため、間違って設計されたり運用されたりするとウィキデータを混乱させる場合があります。そのため、このボットの方針が策定されています。
ボットアカウント
ボット運用者(ボットを運用する利用者)はボット用アカウントを別に作成する必要があります。ボットアカウント名は、一般に、利用者名または目的の作業を表す単語と「bot」を組み合わせて命名します(このページの右側にあるボットリストを参照)。ボットの利用者ページにはボットの状態を示すための{{bot}}
のテンプレートをつけてください。ボットの作業はボット運用者の責任となります。ボットの利用者ページに運用者が分かるよう明記してください。また、ログアウト中にボットで編集しないでください。これを防ぐためにAssertEditを使用できます。
ボットが有害な編集を行った場合、ボット運用者はボットを停止しなければなりません。被害の規模によっては管理者がボットをブロックする場合があります。ボット運用者は自分のボットによる有害な編集をすべて復旧する責任を負います。関連する通知や議論がWikidata talk:Botsで行われるため、このページをウォッチリストに追加することをおすすめします。
ボットを、指定された作業の範囲外の編集には使用しないでください(#フラグの付与審査プロセスを参照)。また、User talk名前空間で非自動編集(ボットアカウントで発言等)に使用しないでください。ボット運用者は、ボットの会話ページを自分のアカウントの会話ページにリダイレクトすることができます。自分のボットに対する質問に答える用意をしておいてください。
ボットはmaxlagを尊重し、APIエチケットのガイドラインに従ってください。変更発送統計の「中央値」(または[$API API]でのmedian
)が60以上の場合で、かつ編集していない場合、必要に応じてエンティティを編集する前にチェック(ただし60秒ごと)する必要があります。
すべてのボットはウィキデータと互換性があるはずです。インターウィキボットは、セクションにリンクする個々のインターウィキリンクをスキップし、インターウィキ競合をチェックし、インターウィキ競合を含むエントリを追加しないでください。
フラグの付与審査プロセス
ボットフラグを受け取るためには、Wikidata:Requests for permissions/Botで、ボット運用者がボットにさせようとしている作業を詳述する必要があります。ボット運用者は、50〜250のテスト編集を行い、正常に動作していることをコミュニティに示さなければなりません。許可申請は、テスト編集を開始する前にする必要があります。テストが成功し、ボットがコミュニティの支持を得た場合、管理者はリクエストを終了し、ビューロクラットはボットアカウントにボットフラグをつけます。終了したのがビューロクラットである場合、終了と同時にボットフラグをつけることが可能です。
1つのボットアカウントでさまざまな作業を実行できるため、ボットの利用者ページにボットのすべての作業の一覧を表示することをおすすめします。カスタマイズした要約が許可されている名前空間で作業する場合、実行している作業、およびボットによって実行されていることを示す要約を常に記入する必要があります。
ボット/ボット運用者の利用者空間、ウィキデータ・サンドボックス、またはウィキデータ・項目サンドボックスでのみ編集を行っている場合は、承認を受ける必要はありません。しかしその場合でも、承認されたボットと同様に、maxlagと変更発送統計を尊重する必要があります。
作業の承認の取り消しを要求する場合、Wikidata talk:Botsで新しい節を設け、Wikidata:Bureaucrats' noticeboard(ビューロクラット伝言板)に通知します。ただし、ボット運用者は実行しなくなった作業、終了した作業の承認取り消しを要求する必要はありません。
ボットは、承認された作業の合理的な範囲内で活動しなければなりません。一般的なガイドラインは常識で判断することであり、疑問があれば別の承認要求を提出してください。
管理者ボット
管理者権限のあるボットの承認を依頼するには、管理者権限を使った作業を行わせる前に、 Wikidata:Requests for permissions/Bot とWikidata:Requests for permissions/Administrator で依頼が承認されていなければなりません。
ボットの要件
すべてのボット
- 1分あたりの編集回数に上限が設けられていること
- すべての編集にボットフラグをつけること
言語間リンクをインポートするボット
- 詳細はWikidata:Bots/Import bot featuresをご覧ください
ボットフラグを受け取るには以下の要件が必要です。なお、サブページでは推奨される要件も示されています。
action=wbgetentities
をサポートしている- 言語間リンクの衝突を確認できる
文を追加するボット
- 追加する文には情報源も追加してください。その情報がどこに由来するのか示さなければなりません。(その情報が「常識」であると合意されている場合を除く)
- 可能であれば、instance of (P31)、および/またはsubclass of (P279)を追加してください。
- 重複する文を追加しようとしていないかチェックする機構を設けてください。(その重複する文が正当なものである場合を除く)
- 既存の文に新しい情報源の情報を追加したい場合は、新規の文を作成するのではなく、情報源の追加で対応してください。
- ウィキペディアから移入するときは、imported from Wikimedia project (P143)とretrieved (P813)を追加してください。
- あなたのボットがエラーを出していないか、制約違反報告で監視してください。
関連項目
- Wikidata:Bot requests - Bot作業依頼
- Wikidata:Creating a bot
- Wikidata:Pywikibot - Python 3 Tutorial - このボットフレームワークは語彙素をサポートしていないことに注意してください。
- Wikidata:WikibaseIntegrator参照、QとLどちらのエンティティもサポートしているPythonライブラリ。
- pywikibotの標準フレームワークでボットを動かす方法 - このボットフレームワークは語彙素をサポートしていないことに注意してください。
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